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こころの魔法のかかり方

「こころの魔法を解く」セミナーをいつ開催しようか考えているところですが、そもそも「こころの魔法」って何?それを「解く」って?と思う人もたくさんいると思うので、少し説明しようと思います。

 

前提として、私たちはありのままの現実を認識していません。現実の中でも私たちの脳=こころが受け取ることができるものだけを認識します。目で見えるものを例に出すと可視光線だけが認識できます。同様に五感すべてがそうです。そう考えると、虫が認識する世界と人間が認識する世界は、同じ世界でも全然違うものになりますよね。

 

その上、私たち人間は、こころを現実に投影します。見た目で判断すると言うのはそうですね。例えば、身近な人が頭痛が原因で黙り込んでいる時、ある人は「怒っているのかな」と思うし、別の人は「私、何か悪いことしたかな」と思ったりします。

 

私が定義している「こころの魔法」とは、私たちが現実に投影しているこころです。つまり、私たちは知らないうちに「こころの魔法」にかかっています。このように概念的に「こころの魔法」を理解することは案外簡単です。しかし、「今、こころの魔法にかかった」と体験的にわかることは難しいし、その体験を説明することも難しいです。

 

たまたま、今朝瞑想しているときに、「こころの魔法にかかる」を感覚的に捉えたので、忘れないうちに記述してみようと思います。

 

「こころの魔法にかかる」とは、シャボン玉(あるいは風船)に似たものがふわっと現れ、それに囲まれた状態です。

それに囲まれると、囲まれてしまっていることに気づかず、その中で思考だけがぐるぐる回ります。

 

シャボン玉が現れるのは、こころ(脳)が何かを捉える時です。現実の環境(目にするもの、聞こえるもの、触れるもの、匂い、身体の感覚など)だったり、こころにふっとよぎるもの(思い出したこと、想像、感情など)です。

 

こころ(脳)が、外界内界問わず何かを受け取る時、シャボン玉が出現します。

 

そのままシャボン玉が、ふわふわ飛んで行って消えていくこともあります。その時は、何かふっと気になっても、それはそのうち消えていきます。川の中のあぶくのように。

 

しかし、「こころの魔法にかかる」とき、シャボン玉は消えません。何かが気になり、そのことだけになり、心配したり、考えたりします。

 

以上、「こころの魔法にかかる」状態を感覚的に説明してみました。

 

では、「こころの魔法を解く」には?

 

ずばり、シャボン玉に囲まれている状態から出ること。

そのやり方は、後々説明してみようと思います。

 

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